CANPASS→スタートスクール 本講座第十回

九州学生ネットワークWAN

2006年12月16日 02:09

12月12日(火)に行われたCANPASS→スクールStartコース第12回
『集団面接で輝ける人になろう!』
の報告をします。

講師は、福岡トヨタ自動車株式会社の千原剛様です。



今回で12回目のCANPASS→スクール。残すところあと一回です!ぜひ参加してくださいね。

さっそく千原様によるお話が始まりました。
まず、「なぜ集団面接をするのか?」企業の視点で考えてみることにしました。

受講生からは、「周りの学生の意見を聞いているか?」「周りの学生との比較のため」などの意見が挙がりました。



千原様の考えはこうです。
集団面接はあくまでも「効率の問題である。」

たしかに、一人一人面接をしていては、企業側もたまったものではありません。他の学生と比べるためではなく、あくまでも採用活動を効率的にするための集団面接なのです。

だから、集団面接で、隣の学生と比べて駄目だったと落ち込むことはありません。企業はトータルで学生を見ています。要するに、集団面接も個人面接も同じだと考えていいのです。
次にグループディスカッション(GD)と面接の違いについて学びました。

まずそれぞれのグループで、違いについて考えました。

受講生からは、
・GDの場合⇒客観的に学生を見ることができる・集団の中でのコミュニケーション・学生の素を見ている・与えられた役割をこなせるか・他の学生との比較
・面接の場合⇒主観的に学生を見ることができる・対応力の速さ・直接的にアピールできる
などの意見が挙がりました。



これに対し千原様(企業側)の考えはこうです。

GDで企業が見ているもの。それは・・
現在進行形でどんな学生なのかということです。

面接で企業が見ているもの。それは・・
過去に行ってきたこと(何をして、そこから何を学んだのか)と、企業に対する意欲です。

ずばり集団面接で輝くためのヒントはここにあります。

面接で人を評価するために必要なS・T・A・R・Dって知っていますか?

S⇒situaition⇒状況
T⇒task⇒役割・目的
A⇒action⇒行動
R⇒result⇒結果・成果
D⇒development⇒成長・発展

企業はこのSTARDに基づいて学生を評価します。ですので学生は企業に合わせるのではなく、自己分析をして自分の過去を知る必要があります。就活のマニュアル本などに頼るのではなく、自分が経験したことに対するSTARDを知ることこそが大事なのです!

ここで五分間休憩。

前半では、集団面接をなぜするのか?企業は何を見ているのか?がわかっていただけたかと思います。



それでは後半です。

後半では、効果的な面接手法についてお話いただきました。
皆さん内定が取れればそれでいいですか?
内定はゴールではありません。あくまでも人生の中の通過点に過ぎません。

ここでひとつあるお話を。

積極性のないAさんは自分を偽り、『私には積極性があります!!』とアピールし見事内定を勝ち得ました。
企業側は、仕事柄Aさんに積極性という能力を求めて採用したのです。

しかし、その後会社で活躍できたしょうか?

Aさんは一年も経たないうちに会社を辞めてしまいました。自分を偽り、会社に入社することができても、その後苦労するのはAさん自身です。
内定をゴールだとは考えず、あなたがやりたいことが実現できる会社、働いている姿がイメージできる会社を選んでください。
面接ではありのままの自分を素直に伝えるのが一番なのです!



そしてもう一つ大事なのがマナーです。

企業が学生に求めるものは、当たり前のことを当たり前にできるかだそうです。
マナーも当たり前のことの一つに含まれます。

マナーとは相手に不快な印象を与えないことをいいます。
面接の際、特に大事なのが第一印象です。
第一印象の6割は見た目で決まるそうです(メラビアンの法則)。
見た目で悪いと判断されないように身だしなみ、あいさつ、歩き方にはしっかり気をつけましょう!
以上です。

次回12月19日のキャンパススクールが今年最後になります!



参加お待ちしております☆

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